technical(テクニカル)

☆ブレーキについて

≪カンチレバーブレーキ(cantilever brake)について≫

カンチレバーブレーキ

【大きな特徴】

■メンテナンスが簡単

【説明】
  1. フロントフォーク左右のカンチ台座を使い、ホイールのリムをゴム製ブレーキシューではさみ込んで制動するブレーキです(ハンドブレーキ)。
  2. 正面から見てワイヤーが逆Y字になっており、ブレーキレバーを引くとワイヤーが上に引き上げられ、キャリパーアームがピンセットの様に動いてブレーキシューをホイールのリムに押しつけます。少し昔のマウンテンバイクや低価格帯のマウンテンバイク風自転車に多く使われています。
  3. パーツ点数が少なく、またメンテナンスも容易なのが特徴ですが、メンテナンスを怠ると大きな音鳴りが発生することもあります。
  4. また雨の日などの濡れた状態ではブレーキの効きが弱くなるのが欠点です。

≪キャリパーブレーキ(caliper brake)について≫

キャリパーブレーキ

【大きな特徴】

■一般シティサイクル車に多く使われる

■効きがなめらか

■急な下り坂や雨に弱い

【説明】
  1. 一般車に多く使われているキャリパーブレーキは、ゴム製のブレーキシューの付いたキャリパーアームでホイールのリムを挟み込むブレーキです(ハンドブレーキ)。
  2. ブレーキシューとホイール間の平行移動性が良く、効きがなめらかなため、速いスピードを出さないシティサイクルに向いています。
  3. ただ勾配の大きい下り坂や雨の日などはブレーキの効きが弱いのが難点です。

≪コースターブレーキ(coaster brake)について≫

コースターブレーキ

【大きな特徴】

■フットブレーキ

■ペダルを逆回転させる

■握力が弱い子供に最適

■ブレーキの効きがよい

【説明】
  1. 後輪中心部、軸(ハブ)の中にブレーキが組み込まれています。
  2. ペダルを進行方向と逆の、後ろ方向に回転させるとブレーキがかかります。ハンドルに付くブレーキレバーやワイヤーが不要なためハンドル周りがスッキリしま す。
  3. 手でギュッとレバーを握ってブレーキをかける必要がないので、握力が弱い子供に向いています。
  4. 軸(ハブ)の中に完全にブレーキが組み込まれているので、雨や泥の影響を受けてブレーキの効きが悪くなるということがあまりありません。

≪リニアプルブレーキ(linear pull brake)について≫

リニアプルブレーキ

【大きな特徴】

■抜群のブレーキ制動力

■前輪がロックする可能性があるので要注意

■メンテナンスが簡単

【説明】
  1. 現在、自転車用ブレーキでは最も強力な制動力を持つブレーキの1つ。マウンテンバイクやクロスバイクで使われています(ハンドブレーキ)。
  2. 左右のアームがその下端に独立の支点を持つ片持ちブレーキです。アウターを左アームの上端に取付け、ロープは右アームの上端に取付けます。
  3. ブレーキをかけた時、アウターは左アームを押し、ロープは右アームを押します。 左右のアームはそれぞれの捻りバネで元の位置に戻るようになっており、バネの強さはネジで調節できるようになっています。
  4. リニアプルブレーキに対するシマノ社の商品名は「Vブレーキ」。

≪ローラーブレーキ(roller brake)について≫

ローラーブレーキ

【大きな特徴】

■雨や泥に強い

■耐久性が高い

■嫌な音鳴りが殆どしない

【説明】
  1. ブレーキレバーを引くと、ホイールの軸(ハブ)に付いているブレーキ内のドラムが押しつけられ て制動するブレーキです(ハンドブレーキ)。
  2. ドラム本体が車輪の軸(ハブ)に内蔵されているので雨や泥の影響を受けにくくなっています。
  3. ブレーキ音の防止、また防水性を向上させるため、ブレーキ内にグリースが注入されています。
  4. ローラーブレーキは、車輪の軸(ハブ)内で金属の摩擦を利用して止まるので、ゴム製のブレーキシューを使用したブレーキに比べ摩耗が少なく耐久性が非常に優れています。

≪Vブレーキ(v brake)について≫

vブレーキ

【大きな特徴】

■抜群のブレーキ制動力

■前輪がロックする可能性があるので要注意

■メンテナンスが簡単

【説明】
  1. 現在、自転車用ブレーキでは最も強力な制動力を持つブレーキの1つ。マウンテンバイクやクロスバイクで多く使われています(ハンドブレーキ)。
  2. カンチブレーキと同じカンチ台座を用い、ワイヤーがキャリパー上端を真横に引く形になる。
  3. テコの原理でブレーキパッドが強力にホイールのリムに押し付けられるため、どうしてもガツンとした効き方になりやすく制動力の調整が難しい。また軽くブレーキレバーを握ったくらいで、前輪は簡単にロックして後輪が浮き上がるくらい効くため注意が必要。
  4. リムブレーキのため、濡れた状態や泥など悪路での走行は弱いが、街乗り自転車やツーリング自転車では、部品の数も少なくメンテナンスが容易なため、Vブレーキが広く使用されている。